ハロー!ヤンキーヤンキー!
ブラックジャックには「インシュランス(インシュアランス)」というアクションが用意されています。
インシュランスは最初に配られる2枚のカードで、ディーラーのアップカード(表向きのカード)が「A」だった場合に選択できます。
ディーラーのアップカードが「A」の場合、ブラックジャックが成立している可能性が高いので、プレイヤーはインシュランスを選択し、最初のベット額の半分を追加で支払います。
もし、ディーラーがブラックジャックだった場合には、追加で支払った金額の3倍が払い戻され、プレイヤーはプラマイゼロ、損失を逃れることができます。
インシュランスのパターン
インシュランスが成立したり、成立しなかったりしたパターンを、ベット100ドル、インシュランスで50ドル支払った設定で説明しますね。
ディーラーがBJ成立・プレイヤーが負けの場合
ディーラーがブラックジャックを出して自分が負けた場合、プレイヤーはベットを没収され、-150ドルになりますが、インシュランスを選択していた場合、インシュランス成立で、50ドルの3倍が払い戻され、+150の配当、結果プラマイゼロで損失を逃れられます。
プレイヤーが勝った場合
ディーラーがブラックジャックを出さず、勝負に勝てた場合、ベットは通常通り2倍の払い戻しが行われますが、インシュランスに使用した50ドルは失われてしまうので、利益の100ドルから50ドルを引いて、+50ドルの利益になります。
ディーラーもBJが成立せず、プレイヤーも負けた場合
ディーラーもブラックジャックを出さず自分も負けた場合、ベット100ドルとインシュランス50ドルの150ドルが没収されます。
ディーラーがBJ成立・引き分けの場合
ディーラーも自分もブラックジャックで引き分けの場合、ベットの100ドルからインシュランスの50ドルが差し引かれた50ドルしか戻ってきませんが、ブラックジャックで引き分けの場合、インシュランス成立の払い戻し+150ドルは発生するので、最終的に+100ドルの利益になります。
インシュランスの選択はリスク
インシュランスは一見するとリスク管理の手段として魅力的に見えますが、常に最適な選択肢であるわけではありません。
インシュランスを使うべきかどうかを判断するための考え方や、戦略の基本を説明しますね。
ディーラーのアップカード(表面)が「A」の場合、ホールカード(裏面)が10である確率は約30.8%です。
これに基づくと、インシュランスの期待値は(30.8% × 3)-(69.2% × 1) = -0.077、すなわち約-7.7%の損失となります。
したがって、インシュランスを取ることは基本戦略上、利益が期待できません・・・。
ただし、カウンティングなどの技術を用いて、残りのデッキに10のカードが多いと判断できる場合には、例外的にインシュランスが有利になることがありますが、ビデオゲームでカウンティングは不可能なので、例外はありません。
つまり、インシュランスは選択するな!ということです。
よくある質問と回答
- インシュランスって何のためにあるの?
- ディーラーのアップカードがAのときに「ブラックジャックだったら損を減らす」ための保険のようなものです。成立すれば損失を避けられます。
- インシュランスを取れば安全なの?
- 一見安全そうですが、長期的には損をする確率のほうが高いので、基本戦略的にはおすすめできません。
- どんなときにインシュランスを取ったほうがいいの?
- カードカウンティングでデッキに10のカードが多いと確信できる場合に限り有効ですが、普通のプレイやオンラインではほぼ使う機会はありません。
- インシュランスを使うと利益は減る?
- ディーラーがBJでなかった場合、保険代(ベットの半分)がそのまま失われるので、勝っても利益は減ります。
- 初心者はどう判断すればいい?
- 迷ったら「インシュランスは使わない」が正解です。ベーシックストラテジーにもそう書かれています。
以上。
これでお気に入りの女にインシュランスを語れるね!
グッドラック!